• THE ROOM WHERE IT HAPPENED January 29, 2021

    バイデン大統領が誕生して、約10日が経とうとしています。

    当然ながら、今のアメリカにとってはトランプ前大統領が残した傷跡を埋める作業が最優先です。アメリカが日本を取り巻く諸問題に首を突っ込み助けてくれるのは、まだ当分先になりそうです。

    時を同じくして、トランプ前大統領時代の国家安全保障担当大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏の著書、「THE ROOM WHERE IT HAPPENED(それが起きた部屋)」を先日読了しました。事実は小説よりも奇なりとは、まさにこの本のためにある格言なのではとさえ思いました。

    あくまでボルトン氏の一方的な主張がベースの本ですが、目まぐるしい展開にまるで小説を読んでいるような錯覚に陥りました。トランプ前大統領が、日本や各国のことを実際にどう思っていたかなどが鮮明に描かれています。政治の裏側を知るという意味でも、この本は非常におすすめです。

    個人的にボルトン氏はタカ派過ぎる気がしますが、アメリカ及び世界の平和と安寧のために粉骨砕身するその姿勢は、正直羨ましくも感じました。

    日本にも、このような情熱的なパッションと冷静なマインドを持った官僚や政治家が存在することを祈るばかりです。